【新型コロナ】サウナは感染リスクが高いのか?解説&対策まとめ

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新型コロナウイルスによる感染症について、連日ニュースで報道されています。

不特定多数の人が生活し、感染ルートがわからない中で絶対に安全な場所などない状況ですよね。

不要不急の外出は控えるべき状況ではありますが、サウナや銭湯などの温浴施設も控えるべきなのでしょうか。

一方で温浴行為には健康促進・免役力維持に効果があり、1番の対策ともいえるため、判断が難しいところです。

今回は、サウナ・銭湯における『新型コロナウイルス』感染リスクと対策について、まとめて解説していきます。

1,サウナ・銭湯に行ってはいけない?


新型コロナウイルスの感染についてはまだまだわからないことが多数あるのが現状ですが、「感染症学」から見ると『高温多湿下ではウイルスの感染力が弱まる』という情報もあります。

そこで疑問なのが、高温多湿であるサウナ・銭湯については感染リスクは高いのか?それとも低いのか?ということです。

日ごろサウナや銭湯でリフレッシュしている方、自宅にバスルームがなく銭湯を利用せざるを得ない方からすると、サウナ・銭湯を控えることは死活問題に近い状況ですよね。

結論、サウナ・銭湯には行ってはいけないかどうかについては、自己責任・自己判断に頼らざるを得ないこととなります。

サウナ・銭湯における新型コロナウイルスの感染リスクや危険性が不明確な状況ですので、現状わかりうる情報を本記事で提供できればと思います。

もちろん不要不急の外出は控えるべき状況であることを前提に、参考にして頂ければ幸いです。





2,サウナ・銭湯に関わるデマ

新型コロナウイルスの感染についてはまだまだわからないことが多数あるのが現状ですが、いきすぎた情報や「デマ」を流す人が一定数いるのも事実です。

ここからは、サウナ・温浴施設に関わるデマについて取り上げていきます。

①汗でも感染する?

「汗が原因で感染する」という情報が流れてきましたので、調べました。

感染の元となるものはあくまで飛沫感染であるため、その元である唾液・鼻水が原因であることがほとんど。

「感染症学」が専門の中原英臣医学博士も、汗からウイルスが出ることはないと仰っています。

汗が原因で感染するケースは確認されていないため、『汗でも感染するか?』という情報においてはデマであると言えます。

②熱い風呂に入れば消毒される?

温浴効果として免疫力を高める可能性はあるかもしれませんが、体に入ったウイルスを生存できないように(殺すために)体を温めるという意味では、効果がありません。

熱い風呂に入ればウイルスを殺せるという情報については、「ウイルスを殺すには、温度が60度以上(新型コロナウイルスに有効かは不明)」という前提条件があります。

60度のお風呂に入ったりなんかすれば、火傷するのは目に見えていますよね。

しかも、熱い風呂に入ることは体温を変えることにはならないため、これもデマであると言えます。

3,新型コロナウイルス対応ガイドライン


2020年3月8日、「公益社団法人日本サウナ・スパ協会」が、『サウナ・スパ関連施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン』を発表しました。

国内のサウナ施設・銭湯施設の基準となるガイドラインとして掲示されており、業界に向けたガイドラインとなっています。

我々利用者としても知っておくべき情報もありますので、ここからは大事なポイントを抜粋してご紹介していきます。

①利用者向けガイドライン

まずは、我々利用者に向けたガイドラインから抜粋してご紹介します。

感染の拡大・拡散を防ぐため、以下症状のある方はしばらくの間、施設の利用を控えるように記載されています。

<利用を控えた方がいい方>
①37.5度以上の熱がある
②強いだるさ(倦怠感)・息苦しさがある
③咳・痰・胸部の不快感がある
④糖尿病・心不全など基礎疾患がある
⑤免疫抑制剤・抗がん剤等を用いている
⑥同居家族・知人が感染している疑いがある
⑦感染可能性の症状がある

上記の症状がある方は、感染を拡げないためにも利用を控えましょう。

②施設向けガイドライン

次は、サウナ・銭湯施設など、店舗向けのガイドラインから抜粋してご紹介します。

<店舗の営業について>
①場内衛生確保・感染防止対処
・入口の消毒剤配置・消毒の徹底
・推奨薬:アルコール製剤・次亜塩素水
②更衣室・手洗い場について
・清掃・除菌の通常以上の徹底。
・不特定多数が触れる箇所の除菌
(洗面所、トイレ、ドアノブなど)
・巡回清掃実施
・実施済管理簿の設置

※最低推奨回数:2時間に1回

上記の徹底が、サウナ・銭湯施設など、店舗向けのガイドラインとして推奨されています。

③スタッフ向けガイドライン

最後は、サウナ・銭湯施設などの店舗で働くスタッフ向けのガイドラインから抜粋してご紹介します。

<スタッフの対応>
①執務前後の体温チェック
 (37.5 度以上は出勤停止)
②感染者への接触が判明した場合、即刻出社停止
③感染者情報に接した場合の対処徹底

既存取引先・地域の業者からの対応可否を確認しておく、感染症に関する国の注意喚起が解除されるまで、スタッフはマスク着用など、スタッフの対応の徹底がガイドラインとして推奨されています。

④ガイドライン全文

「公益社団法人日本サウナ・スパ協会」が発表した『サウナ・スパ関連施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン』全文については、下記URLを参照ください。

サウナ・スパ関連施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン





4,サウナ・銭湯における感染対策

自己責任・自己判断のもとサウナ・銭湯などの温浴施設に行く場合、個人でできる感染対策は万全にしておきたいですよね。

ここからは、個人でできる感染対策について情報提供をしていきます。

①体調が悪ければ行かない

「公益社団法人日本サウナ・スパ協会」が発表した『サウナ・スパ関連施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン』にも記載の通り、以下症状のある方は施設の利用を控えるようにしましょう。

<利用を控えた方がいい方>
①発熱している(37.5度以上)
②倦怠感がある・息苦しい
③咳・痰がでる、胸部の不快感がある
④心不全・糖尿病などの疾患がある
⑤免疫抑制剤・抗がん剤等を利用している
⑥近くにいる人に感染している疑いがある
⑦感染可能性の症状がある

感染の拡大・拡散を防ぐため、上記の症状がある方は利用を控えるようにしましょう。

②サウナでは人との距離に注意

サウナは高温多湿ではありますが、密閉された空間かつ他人との距離が近いので、湯船や露天風呂と異なり感染リスクが比較的高いです。

定期的にサウナ内の空気を入れ替えている、かつ人との距離をとれる広いサウナスペースのある施設が理想的ではあります。

しょっちゅうサウナ内の空気を入れ替えてしまうと、せっかくのサウナ空間が壊れてしまうので難しい部分ではありますが、感染症の危険性がある期間においては各自が意識したいところです。

③感染症対策している施設を利用する

サウナ・銭湯などの温浴施設のHPに、今回の新型コロナウイルスのような感染症に対する対策が書かれているか、は必ずチェックしておいた方がよいです。

以前ご紹介した『さやの湯どころ』などの温浴施設では、感染症における対策と利用者へのお願いをしっかりと載せてあります。

<温浴施設のお知らせ例>

※参照元:さやの湯どころHP「お知らせ」

いつもの温浴施設に出かける前に、必ずチェックしておきましょう。

④共有スペースで長居しない

「感染症学」に詳しい山野美容芸術短大客員教授の中原英臣さん曰く、サウナ・銭湯での注意点は下記の通りであると警告しています。

<サウナ・銭湯での注意点>
風呂や浴室は高温多湿でウイルスの感染力が弱まるが、問題は入浴後に共用スペースで過ごす時間が長いこと。多くの客が集まる場所でごろ寝をしたり、食堂でのんびりするのは避けるべきです。

宿泊施設・食堂を兼ねた温浴施設では、入浴後リラックスしているスペースに人が集まってしまうため、そこでの感染リスクが高まってしまいます。

感染症の危険性がある期間においては、『サッと入ってサッと出る』を原則にサウナ・銭湯などの温浴を楽しむようにしましょう。

⑤自宅で温冷交代浴

温冷交代浴(おんれいこうたいよく)」とは、「温かいお湯」で温めた体を「冷たい水」で冷やすことを繰り返す入浴法のことです。

【実践】お風呂&冷水シャワーの「温冷交代浴」を1年間続けた効果

2018.01.06
サウナ・銭湯に行けないけれど、あの爽快感と健康効果を味わいたい。
そんな方には、自宅でできる温冷交代浴がおすすめです。

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まとめ

今回は、サウナ・銭湯における『新型コロナウイルス』感染リスクと対策について、まとめて解説してきました。

不特定多数の人が生活し、感染ルートがわからない中で絶対に安全な場所などない状況の中、サウナや銭湯などの温浴施設も控えるべきなのでしょうか。

最終的には個人の自己責任・自己判断に委ねられることにはなりますが、今回ご紹介した情報を参考にしていただければと思います。

この記事が、あなたのサウナ・銭湯に行くべきかどうかの判断材料になれば幸いです。

以上、最後までお読みいただき有難うございました。