メルカリ・ヤフオクなどのオークション・ネットショップで商品が売れた際、まず考えるのは「発送方法」ですよね。
発送コストを安く抑えることができれば、その分利ザヤが増えるので、なるべく安く抑えたいところです。
『安く送る』発送方法としては日本郵便の『定形外郵便』が安くて便利ですが、追跡番号がないというデメリットがあります。
かといって追跡番号のある『ゆうパック』は料金が高めですよね。
その悩み、レターパックプラスを箱形にする裏技で解決できるかもしれません。
今回は、日本郵便が提供する『レターパックプラス』に関するオトクな裏技についてご紹介します。
※この記事の一部画像は公式HPより引用しております
▼目次
1,レターパックプラスとは
レターパックとは、日本郵便が提供する発送サービスで、2つの種類があります。
①『レターパックプラス:520円』
②『レターパックライト:370円』
いずれも全国一律料金で発送できるのが特徴です。
レターパックプラスの方がライトよりも値段が高いのは、発送できるサイズの制限が大きいからです。
レターパックを利用することで、「ゆうパック」の最低価格810円(都内間発送)よりも安く発送することができ、「定形外郵便」にはない追跡サービスも付けることができます。
まさにかゆい所に手が届く、安くて便利なサービスなのです。
2,オトクな裏技=箱形にする
レターパックプラスをオトクに配送するにあたって注目すべきは、レターパックプラスの『厚さ・厚み』の部分。
レターパックライトには「厚さ・厚み:3cm以内」とありますが、レターパックプラスにはそもそも『厚さ・厚み』の記載がありません。
今回の裏技はこの『厚さ・厚み制限がない』という抜け穴をくぐります。
その方法は、「封筒型」を「箱形」に変えてしまうというものです。
次項からは、具体的にレターパックプラスを箱形にする方法を解説していきます。
3,箱形にする方法(詳細)
まずは、動画でまとめたものをご紹介します。
一連の流れをざっと確認できるので、まずは動画をご覧ください。
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では、ここから詳細について解説していきます。
用意するのはレターパックプラス、ボールペン、定規でOKです。
手順は全部で5ステップあります。
①縦、横の端から5cmのところに印を書く
②印に沿って折り曲げ、形をつける
③封筒の口から中に手を入れて広げる
④封筒の口の手前、両側を内側に折り曲げる
⑤フタを閉じて完成
①縦,横の端から5cmに印
まずは縦、横の端から5cmのところに印を書きます。
後で折り曲げるので、ボールペンで書いてしまって良いです。
こういう風に、印から平行に線を書いておくと後で作業しやすくなります。
封筒上部は、レターパックプラスの長方形上部の端から5cmのところに印を書きます。
四隅に印をつけると、こんな感じ。
これでステップ①は完了です。
②印に沿って折り曲げる
続いて、①で付けた印(線)に沿って折り曲げ、形をつけていきます。
しっかりと折り曲げて形をつけておいた方が、後で箱形にしやすいです。
四隅に折り目をつけたら、ステップ②完了です。
③封筒の口を広げる
封筒の口に手を入れ、レターパックを広げていきます。
ぐいっと。
形がしっかりついていれば、自然と箱形に広がっていきます。
乱暴にすると破れることもあるので、②でしっかりと形をつけて、柔らかくしておきましょう。
はみ出た底の部分は、上画像のように三角に折りたたみます。
たいぶ箱形になってきましたね。
ここまで来たらステップ③は完了です。
④封筒のフタを作る
箱形封筒の「フタ」を作る作業です。これを忘れると箱が閉まらないので、忘れずに対応してくださいね。
まずは手前の口部分を内側に折り込みます。
横側は、パタパタと折りたたむように。
両側たたみます。
ここまで来たらステップ④完了です。
あとはフタを閉めるだけです。
⑤フタを閉じて完成
フタ止め用のシールをはがし、フタを閉めます。
以上で、完成です!
もともとあるテープだけだと心許ないので、補強のためにテープを上から貼りましょう。
配送途中で箱の中身が飛び出さないよう貼ってくださいね。
4,どの大きさまで送れる?
箱形に完成したレターパックプラスの容量は、下記の通りです。
縦24cm×横15cm×厚さ・厚み10cm
※おおよその目安です
ゆうパックや定形外郵便で送るしかなかったものも、この方法で送ることができれば発送方法の幅が広がりますね。
5,送るモノによって形を変える裏技
今回はレターパックプラスを箱形にする作り方の中でも、最も汎用性の効くタイプをご紹介しました。
しかし、送るモノによっては『形を変えた方が効率よく発送できる』場合があります。
6,注意点
箱形レターパックプラスの裏技を活用頂くために、いくつか注意点があります。
1つでも当てはまると発送NGなので、しっかりと守って発送しましょう。
①封ができない場合はNG
②重さが4kg以上あるとNG
③発送は郵便局窓口のみ
(コンビニ、ポストはNG)
④切って加工したり、何かを付け足して
大きくするのはNG
⑤レターパックライトはNG(プラスのみ)
また、気を付けたいポイントとしては損害賠償の有無が挙げられます。
追跡番号は発行されますが、損害賠償の保険等はありませんのでご注意ください。
割れ物、貴重品などの発送の際には梱包をしっかりしましょう。
生ものや生き物、現金の発送も禁止されているので気を付けてくださいね。
そして最後の注意点としては、郵便局によっては受け付けてもらえない場合もあるということ。
現状、レターパックを「加工した」という定義が曖昧だからこそ、郵便局の窓口で受け付けてもらえています。
しかし最近では、箱型のレターパックを受付できなくなったという郵便局も増えてきているようです。
同様のケースが増えて郵便局への問合せ等が増えると、公式にストップがかかる日が来てしまうかもしれません。
箱型発送を利用される際は、これら注意点もふまえたうえでご利用くださいね。
7,その他のオススメ配送方法
小さいモノから大きなモノまで、日本郵便のサービスにおいて最もコスパのよい配送方法についてまとめました。
まとめ
今回は、日本郵便が提供する『レターパックプラス』に関するオトクな裏技についてご紹介しました。
2019年の10月より郵便サービス全般の値上げが決定しましたね。
ますます、レターパックプラスの利用シーンが増えそうです。
発送料金を抑えることで利ザヤを確保したり、賢くオトクに発送しましょう!
この記事があなたのお困りを解決するヒントになれば幸いです。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。