交通系ICカード、使い勝手が広がってとても便利になりましたね。
交通機関の利用だけでなく、買い物でも使える場所がどんどん増えてきました。
そんなICカードの代表格ともいえるのが「Suica(スイカ)」です。
定期券にチャージして使用している人がほとんどかと思いますが、異動などの引っ越しで「使わなくなったSuica」が眠っている人も多いのではないでしょうか。
そのSuica、眠らせておくにはもったいないですよ。
うまく払い戻しができれば、余計な手数料なしにお金が返ってきます。
今回はSuicaの払い戻し方法と、得するコツについてご紹介します。
※この記事の画像は公式HPより引用しております
▼目次
1,Suicaの払い戻し方法
使わなくなったSuicaを払い戻す方法は非常に簡単です。
結論、JRに設置されている「みどりの窓口」に行けばいいだけです。
ただし、いくつか注意点があります。
1-1,Suicaの種類をチェック
Suicaには2種類あります。
①記名式Suica(定期券)
②無記名式Suica
①記名式Suica(定期券)
記名式Suica(定期券)の場合、払い戻しをするためには「公的証明書(免許証等)」が必要です。
また本人以外が払い戻しをする場合、下記3点が必要となります。
必要な書類:3点
・本人の証明書
・委任状
・代理人本人の証明書
記名式のSuicaを払い戻しする際は、事前にチェックしておきましょう。
②無記名式Suica
無記名式Suicaの場合は、記名式とは異なり確認書類等は必要ありません。
Suicaを持ってみどりの窓口に行くだけで、対応が可能です。
1-2,払い戻しする駅の確認
Suicaは、「JR東日本」が発行しています。
つまり、JR東日本以外の駅では、払いもどしを受け付けてもらえません。
事前に、JR東日本の駅かどうか、確認しておきましょう。
1-3,みどりの窓口へ
上記事前チェックが完了したら、駅の「みどりの窓口」で払い戻しを依頼しましょう。
駅に設置されている無人機器では対応することができません。
また、払い戻し=カード返却です。
払い戻しをするとSuicaは返ってきませんので、そこも注意してくださいね。
実際の手続きは1分ほどで完了しますので、事前のチェックさえしていればとても簡単に完了できます。
2,Suica払い戻しで得するコツ
ここからは、Suicaの払い戻しで得をするコツをいくつかご紹介します。
これを知らないと余計な手数料を取られたりするので、しっかり確認しましょう。
2-1,払い戻しルール
Suicaの払い戻しには下記の通りルールがあります。
記名式、無記名式でそれぞれ異なりますので、ご自身に合った方をご参照ください。
定期券の払戻額 + チャージ残金-手数料220円+預り金500円
定期券の払い戻し額 と入金(チャージ)残金の合計金額から、手数料220円を差し引きます。
その金額から、もともとの預り金(デポジット)500円を加えた額が返金額です。
ただし定期券の有効期限を過ぎている場合は、定期券の払い戻し額 を除いた金額が返金されます。
チャージ残金-手数料220円+預り金500円
入金(チャージ)残金の合計金額から、手数料220円を差し引きます。
その金額から、もともとの預り金(デポジット)500円を加えた額が返金額です。
2-2,トクするコツ
上記ルールをみると、「手数料220円」が引かれていますね。
今回ご紹介するトクするコツは、その手数料がかからないようにする方法です。
ルールは「払い戻し額」=「カード内残金」-「手数料(220円)」+預り金です。
このカラクリを利用します。
例えば「カード内残金」が「手数料(220円)」を下回った場合どうなるかというと、払い戻し額が相殺されます。
つまり、カード内の残金を220円以下にすることで、手数料分の差し引きを抑えることができるのです。
<例>
①残金1,000円の場合
払い戻し780円+預り金500円=1,280円返金
→220円の損
②残金100円の場合
払い戻し0円+預り金500円=500円返金
→100円の損
③残金0円の場合
払い戻し0円+預り金500円=500円返金
→損なし
結論、Suicaのチャージ残金を減らせば減らすほど、払い戻し時にはトクするということになります。
3,まとめ
いかがだったでしょうか。
眠らせたまま処分に困っているSuicaがあれば、最高500円の返金を目指して払い戻しをオススメしますよ。
最後までお読み頂き有難うございました!