2018年6月18日、大阪市で最大震度6弱の地震がありました。
私の実家は大阪で、直撃。
安否確認ができ一安心しましたが、 本棚は倒れ食器も崩れ落ちてしまったようで 「感覚的に阪神淡路大震災より揺れたのでは」と話していました。
公共交通機関も麻痺し、JR在来線が全線止まるという事態にまで発展。
当時の揺れの大きさが伺えました。
大きな地震が発生したら何をすべきか。
地震の発生から地震後に取るべき行動について10つのポイントにまとめました。
東京都が開設している「東京防災」の「大震災シミュレーション」をもとに解説していきます。
※この記事の一部画像は公式HPより引用しております
▼目次
1,地震が起きたら
まずは、地震が起きたときに取るべき行動について解説します。
①安全確保が最優先
地震が起きた際には、まず最優先で自分・家族の命を守ることが大事です。
地震による強い揺れで怖いのが、家具が転倒して下敷きになったり、窓ガラスの破片が直撃して負傷することです。
最悪の場合、命を落とすこともあります。
まわりの様子をざっと見て、テーブルの下など「モノが落ちない・倒れない・移動しない」場所へ速やかに移動しましょう。
揺れが収まるまでその場で待機し、様子を見ます。
②会社・外出先での注意点
サラリーマン・OLの皆さんで起こり得るのが、勤務先、外出先での地震です。
オフィスビルの高層階(10階以上)では防災構造上、地上に比べ揺れが数分続くことがあります。
ゆっくりとした大きな揺れで、キャビネットやインテリアが転倒・移動する恐れがあります。
デスク近くであればそのデスクの下、他にはエレベーターホールなどで姿勢を低くし、館内放送の指示に従いましょう。
エレベーターの中で揺れを感じたら、まずは全ての階のボタンを押しましょう。
そして初めに止まった階で降ります。
もし閉じ込められたら、緊急用のインターホンで連絡し、指示を仰ぎましょう。
2,地震が起きた後
続いては地震が起きた直後の取るべき行動について解説します。
③火の確認、初期消火
地震が起きた際にガスなど火を使っているときは、揺れが収まってから、慌てずに火の始末をしましょう。
揺れの最中は身の安全を第一に行動してください。
もし出火してしまっても、落ち着いて消火しましょう。
④慌てない、外に飛び出さない
地震が収まった後に慌てて外に出ると、落下物やガラス破片によるケガをします。
揺れが収まったら、散乱したガラス・陶器の破片などに注意しましょう。
またいつでも避難できるよう、部屋の窓・戸・玄関のドアは開けておき、出口を確保します。
また外に飛び出すと瓦・窓ガラスの落下、ブロック塀が崩れてくる等の恐れがあります。
外に出る際は、用心して出るようにして下さい。
⑤閉じ込められた時の対応
万一、部屋に閉じ込められたり、倒れてきた棚等で身動きが取れなくなった場合の対応についてです。
慌てて大声を出し続けてしまうと、体力を大きく消耗します。
近くにある硬い物でドア・壁をたたく等、まずは大きな音を出すことで自分がそこにいることを知らせましょう。
3,避難&情報収集
地震後の対応のあとは、必要に応じて避難し、情報収集することが大切です。
ここからは地震後の取るべき行動について解説します。
⑥避難する
避難の判断によって、生死が分かれるということを覚えておきましょう。
地震の大きさ、被災の大きさによりますが、身の危険を感じたらすぐに避難することが大切です。
火災の危険が迫ったり、身の危険を感じたら、すぐ避難場所に避難します。
沿岸部では、大きな揺れを感じたり、津波警報が出されたら、高台など安全な場所に素早く避難しましょう。
避難する・しないは人任せにせず、ラジオ・テレビからの情報と、自分の目で確かめた情報をもとに判断することが大切です。
自宅の安全が確認できれば、在宅避難に努めます。
家族が離ればなれになったときは、自宅に安否メモを残し、電話会社が提供する「災害用伝言サービス」を活用して落ち合う場所を確認しましょう。
⑦正しい情報を得る
被災後の情報収集に必要なのは、正しい情報を得ることです。
間違った情報を信じて行動してしまうと、危険な目に合いかねません。
停電時でも聞ける電池式のラジオがあれば理想ですが、テレビ、ケータイのラジオや行政のサイトから「正しい情報」を得るようにしましょう。
SNSは拡散スピードがありますが、イタズラ情報が混ざっている可能性もあり、情報精度の信頼性は微妙です。
正しい情報を得るには、正しい情報源から情報収集することを心がけましょう。
4,その他
家族の安否確認や、救護が必要な人がいた際の行動、また二次災害を防ぐために取るべき行動について解説します。
⑧家族・近隣の安否確認
まずは家族の安否を確認しましょう。
家族が離ればなれのときは、先述の通り、自宅に安否メモを残し、電話会社が提供する「災害用伝言サービス」を活用して落ち合う場所を確認しましょう。
家族の安否が確認できたら、隣人・ 近隣の方にも目を向けます。
場合によっては閉じ込められたり、下敷きになっている場合があります。
余裕のない中ではありますが、いざというときは助け合いましょう。
⑨救出・救護
余裕のない中ではありますが、救出・救護についても協力しあいましょう。
自分や家族だけが無事なら良いではなく、ひとりでも多くの人を助けることで、震災の被害を軽減することができます。
迷わず協力を頼む、意識の遠ざかっている人には救急車が来るまで声をかけ続ける等、できることをやりましょう。
⑩二次災害を防ぐ
自宅から避難が必要な時には必ずやっておくべきことがあります。
電気ブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉めて避難することです。
この対応を忘れてしまうと、家が崩れたときに火事の原因となり、その火が燃え移ると甚大な被害につながりかねません。
電気・ガスが発生しない状態にしてから家を離れるようにしましょう。
4,地震に備え今やるべきこと&やってはいけないこと
今回の記事では地震発生後の行動についてまとめましたが、地震に備えた準備はどのようにしたらよいのでしょう。
首都直下地震は30年以内に70%の確率で発生すると予測されているのも事実です。
皆さんは、その準備ができていますか。
いずれ起こる大震災に備えて今やるべきこと5つ、また被災直後にやってはいけないこと5つについてまとめています。
下記記事も併せて参照ください。
5,まとめ
いかがだったでしょうか。
今回ご紹介した10のポイントはあくまで最低限の処置ではありますが、必ず押さえておくべき内容です。
ここ日本では地震の頻度が増えてきており、いつまた大震災が起きても不思議ではありません。
いざという時にどう行動を取るべきか、事前に知識として身に着けておきましょう。
最後までお読みいただき有難うございました。