「CASH」「メルカリNOW」
いま巷を騒がせているサービスですが、皆さんご存知でしょうか?
一言でいうと「ネット上の質屋」で、商品を即買取・即現金化してくれるサービスのことです。
スマホのアプリから商品の写真を撮影すれば、すぐに査定金額が出て、売ることができます。
これほど手軽に商品を現金化できるサービスは他になく、リリース時はまさに革新的でした。
これが、いまとても盛り上がっているんです。
▼2017/6
ベンチャー企業「株式会社バンク」がネット質屋サービスに参入
→「CASH」リリース
→依頼が殺到、サービス開始わずか半日でサービス停止(パンク)
▼2017/8
「CASH」がサービス再開
▼2017/11
DMM.COMが「CASH」を約70億円で買収合意
▼2017/11
メルカリがネット質屋サービスに参入
→「メルカリNOW」リリース
新しい「ネット質屋」というジャンルを開拓してサービス開始したかと思えば、利用者過多によりパンク。
それを見てDMMがサービスを買収し、メルカリが後を追うという構図となっています。
まさに現在進行形の過熱中サービスというわけです。
今回はそんなネット質屋のサービスである「CASH」「メルカリNOW」とは?違いは?について解説していきます。
※この記事の画像は公式HPより引用しております
▼目次
1,ネット質屋の仕組み
まずは「CASH」「メルカリNOW」に代表されるサービスである、「ネット質屋」の仕組みについてご説明します。
「ネット質屋」とは、商品を即買取・即現金化してくれるサービスのことを言います。
目の前の商品(不用品)を、一瞬で現金化しましょう、というテーマのもと生まれました。
利用方法の流れは、大まかにいうと下記の通りです。
①アプリをダウンロード
②アプリから商品を撮影
③商品のカテゴリ・情報を選択
④査定額の確定
⑤商品を送る
⑥現金が振り込まれる
スマホアプリだけで査定まで完結してしまうという、すごいサービスです。
オークションやフリマアプリと違い、査定金額まで出てしまえばあとは送るだけですし、落札者トラブルのリスクもほぼないわけですから画期的なサービスといえます。
次項より、各サービスの内容、強みについて説明していきます。
2,CASHの特徴,強み
ネット質屋という革新的なサービスを提供した先駆者であり、その話題性からサービス開始と同時に利用者が殺到しました。
開始からわずか1日でサービスを停止せざるを得ない盛況ぶりとなったのです。
それから2か月後、サービスを再開したと同時にDMM.comが「70億円買収」を電撃発表します。
DMMもともと嗅覚の鋭い企業ですから「これはイケる!」と確信したうえでの買収でしょう。
-CASHサービス内容
対応OS:iOS、Android
買取時間:10時、20時
引出手数料:250円
査定額:最大20,000円
査定方法:独自で構築したデータベース
1日の買取上限:非公開
対象商品:服飾品、電子機器
送料:0円
入金タイミング:即時
-CASHの強み
CASHの強みは、何といっても即現金化までの手軽さです。
買取開始時間が10時・20時と2回あること、また当日14時までに申し込めば即時入金されます。
1日の買取上限は非公開とされていますが、開始当初の1,000万円より拡大しているとのこと。
買取時間が今後も増えていくかもしれませんね。
-CASHの弱み
CASHの弱みは、出金手数料が必須で発生することです。
また、メルカリNOWの手数料210円よりも40円高いので、利益面で劣ります。
3,メルカリNOWの特徴,強み

メルカリの執行役員に「CASHの着眼点は、我々の応えられていない消費者ニーズを捉えていると感じた」と言わしめたCASH。
CASHの盛り上がりを見て、市場への参入を決定したようです。
-メルカリNOWサービス内容
対応OS:iOS、Android
買取時間:10時
引出手数料:210円(1万円以上:0円)
査定額:最大20,000円
査定方法:メルカリ上で過去に売買されたデータベース
1日の買取上限:1,000万円
対象商品:服飾品
送料:0円
入金タイミング:最短4営業日
-メルカリNOWの強み
メルカリNOWの強みは、買取後の入金を「メルカリ」内で使えるポイントとして付与できることです。
メルカリユーザーにとってはラクにお金の管理ができますね。
また、手数料が10,000円以上の出金で無料となる点も強みです。
-メルカリNOWの弱み
現金化までの手軽さでは、メルカリNOWが劣ります。
入金タイミングが最短で4営業日かかるので、「即現金化」の必要があれば、CASHに軍配があがります。
4,「CASH」「メルカリNOW」比較
CASH、メルカリNOWのサービス内容を下記の通りまとめました。

ぜひご参考にしてください。
5,まとめ
いかがだったでしょうか。
手軽に即現金化できる「ネット質屋」はこれからグングン伸びそうな気配がしますね。
現在、利用者のほとんどは不用品の販売目的で利用していますが、販売可能な商品のカテゴリが増えれば、もっと利用シーンの幅は広がりそうです。
まだまだ出始めのサービスなので、今後の動向からも目が離せません!
次回は実際の使い方や、使ってみた感想についても書いていきますね。
以上、最後までお読みいただき有難うございました。