皆さんは「漢方スタイルクラブカード(kampo style club card)」というクレジットカードをご存知でしょうか?
2012年頃から広まった「高還元率」クレジットカードの走りとも言われ、
還元率1.75%
nanacoチャージのポイント付与1.75%
という破格の還元率を誇り、「最強のクレジットカード」とも言われてきました。
私と同じく、漢方スタイルクラブカードを愛用してきた方は多いと思います。
しかし、2017年6月、残念なお知らせが突然やってきます。
漢方スタイルクラブカードの終了です。
2018年3月1日から、漢方スタイルクラブカードはリーダーズカードへ切り替ってしまいます。
今回は、未だに漢方スタイルクラブカードを使い続けている私が、「2018年もこのカードを使い続けるべきか?」について考察します。
※この記事の画像は公式HPより引用しております
▼目次
1,漢方スタイルクラブカードの栄枯盛衰
最強のクレジットカードと謳われた漢方スタイルクラブカード。
私もこのカードを使い始めてからは、カードで支払えるものは全てカード払いする生活になりました。
1番の魅力は「現金型還元」の高還元率で、ざっくり言うと常に「1.75%割引」で買い物ができたようなものなのです。
当時、副業としてオークション等「せどり」をバリバリしていたので、その仕入額が全て1.75%割引されるわけです。
還元額はおいしいものでした。
また、nanacoチャージが1.75%還元されるのも特徴でした。
このカラクリを利用し、税金・公共料金の支払いをnanacoで支払うという方法が流行ります。
しかし、そんな時代は長くは続きませんでした。
終了のお知らせは突然ではありましたが、実は終了に至るまでに数々の兆候があったのです。
<2015年6月>
ポイント還元率:1.75%⇒1.5%の改悪
nanacoチャージ還元率1.75%⇒0.25%の改悪
<2017年6月>
漢方スタイルクラブカード⇒新規発行停止
マイナス金利の波には勝てず、改悪のすえ新規発行停止となります。
この時点でそろそろ危ないかなとは感じていましたが、その直後に終了のお知らせ。
長年連れ添ってきたカードなので思い入れもあり、とても残念な気持ちです。
こうして、現金還元型の高還元率クレジットカードの1つの時代が終わりました。
2,切替にあたってのポイント
漢方スタイルクラブカード終了に伴い、2018年3月1日以降、漢方スタイルクラブカードからリーダーズカードへ強制的に切り替ります。
切替にあたり押さえておくべきポイントを、下記の通りまとめました。
-A,リーダーズカードについて
-B,今まで貯めたポイントは?
-C,今持っている漢方スタイルクラブカードは?
-A,リーダーズカードについて
リーダーズカードについては、下記記事に詳細を記載しています。
年間で30万円以上利用すれば年会費無償ですが、30万円未満の場合は2,500円の年会費が発生します。
ポイント還元率は1.25%です。
現金還元(Jデポ交換)は3,500ポイントから。1回につき4,000円分引き換え可能です。
「還元率」「還元のしやすさ」から見ても、漢方スタイルクラブカードに比べると改悪と言わざるを得ませんね。
-B,今まで貯めたポイントは?
リーダーズカードへの切替にあたり、いままで貯めた漢方スタイルクラブカードのポイントはどうなるのでしょうか。
結論、いままで貯めたポイントを「5倍」にして、リーダーズポイントへ移行されます。
ここで注意しておきたいのは、5倍といっても漢方スタイルクラブカードのポイントとリーダーズカードのポイントは価値が違うということです。
つまり、単純に価値が5倍上がる、というわけではありません。
では移行されるポイントはどうなるのかというと、結論、還元率が上がります。
移行時のポイント倍の影響で、還元率は実質「1.7%」まで引き上がるのです。
現状1.5%の還元率から、1.7%までの還元率まで上がる措置が取られるので、リーダーズカードへの移行まではポイントは貯めておいた方が良さそうですね。
ちなみに、移行ポイントの有効期限は2年間ですので、それまでにポイントを還元し切るよう注意しましょう。
-C,今持っている漢方スタイルカードは?
手元にある漢方スタイルクラブカードはどうするのかというと、そのままお使い頂けます。
切替日の2018年3月1日以降、カードはそのまま、中身はリーダーズカードとして利用ができます。
ただし、カードの更新時期になると正規のデザインのリーダーズカードが届くので、それ以降は外見も中身もリーダーズカードに切替えとなります。
D,リーダーズカード切替の詳細解説
上記ポイントと合わせ、リーダーズカード切替における詳細の解説を別記事でまとめています。
3,候補にすべきクレカ
※2018.12.26更新
今回の改悪を機に、他社に切り替えることを検討されている方も多いと思いますが、「Kyash(キャッシュ)」との組み合わせにより「還元率3.25%」の実現が可能となりました。
ただし、ご自身のライフスタイルに合わせカードを選択することで、リーダーズカードより賢い使い方もできますよ。
今回ご紹介するカードの条件は大きく2つです。
①高還元率
②使いやすさ
数あるクレジットカードの中から、切替え候補に挙がった3つのカードをご紹介します。
-A,リクルートカード
-B,Yahoo! Japanカード
-C,楽天カード
-A,リクルートカード
高還元クレカとしていまや注目度No,1のクレジットカードです。
クレジットカードの比較サイトや雑誌でも常に取り上げられていますね。
年会費:0円
還元率:1.2%
※じゃらん利用:3.2%
※nanacoチャージ:1.2%
還元先:リクルートポイント(Pontaポイントに交換可能)
リクルートサービスでいうと、旅行サイトの「じゃらん」、ショッピングサイト「ポンパレモール」がありますね。
リクルート系列のサービスをよく使うようであれば、還元率としては最強です。
また、ローソン等で使える「Pontaポイント」にも交換することが可能なので、それもオススメできるポイントです。
-B,Yahoo! Japanカード
Yahoo! JAPANカードの特徴は、Tポイントと交換できる点にあります。
年会費:0円
還元率:1%
※Yahoo!ショッピング利用:ポイント3倍
※nanacoチャージ:1%
還元先:Yahooポイント、Tポイント
Tポイント自体使えるお店やサイトが多いので、ほぼ現金扱いとしてポイントを貯めて使うことが可能です。
Tポイント加盟店なら、カードを提示してもらうポイントと、クレジット払いによるポイント二重取りをすることも可能です。
うまく使えば、最低1.5%の高い還元率となります。
また、Yahoo! JAPANカードを使ってYahoo!ショッピングで買い物をすれば、実質還元率2%のカードを使っているのと同じ効果を得られます。
Yahoo!JAPANカード申込はこちらから。
Yahoo! JAPANカード
-C,楽天カード
楽天カード
楽天市場をはじめとした楽天ユーザーであれば、かなりオトクなカードです。
年会費:0円
還元率:1%
※楽天市場:ポイント4倍
※他の楽天サービス、提携店:ポイント2-3倍
還元先:楽天スーパーポイント
還元率としては1%ですが、楽天市場では毎日ポイントが4倍。
楽天で使えるポイントがどんどん貯まるので、ネットショッピングの多い方には特にオススメです。
年会費が0円なので、持っておいて損することはないですね。
楽天カード申込はこちらから。
【公式】楽天カード申込リンク
4,まとめ
いかがだったでしょうか。
「現金還元型」に絞るとなると、他社のクレジットカードを見ても切替後のリーダーズカードは高還元カードに変わりありません。
ただ、ポイントを使う先のサービスによっては、他社にカードを切り替えたほうがオトクになる人もいます。
結論、私は現金還元型にこだわり、現状はリーダーズカードをキープすることとします。
また2018年以降、魅力的なカードが現れるかもしれませんしね。
ちなみに、プリペイドカードで還元率2.0%を誇る「LINEPayカード」についてオススメもしていましたが、2018年6月より実質的な改悪が発表されました。
以上、この記事があなたの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき有難うございました。